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時間にルーズなクライアントは大迷惑

税理士の仕事は、主に税務署、地方公共団体に対して期限までに書類を提出することです。
しかも、その仕事の性質は、ほぼほぼ受け身です。

なぜなら、クライアントから資料を提出してもらわなければ、税理士は仕事が進みません。
書類が作れません。

したがって、クライアントの時間感覚が遅いと、どうしても仕事を先送りしていくことになります。

そんなクライアントがぞろぞろあったら、仕事が滞り、締め切り間際の負担が恐ろしいことになります。

幸い筆者は、それほど締め切りに苦しんだ経験は少ないのですが、独立前の勤務時代は、ルーズなクライアントに苦しめられている同僚をたくさん見てきました。

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仕事の相性を知る

『やめた人から成功する。』「仕事の相性は、時間の感覚が一致するか否か」と書かれていました。
この考え方に触れて、初対面で「時間感覚が一致しそうにない」と直感が働いた場合は、仕事を引き受けない覚悟ができました。

著者の考え方の根底にあるのは、我慢をやめるということです。
仕事での我慢をやめることが参考になります。

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仕事を断る勇気を持てた

最初のアポイントであるにもかかわらず、事前に連絡も無く遅刻をしてくる者、あげくには後の別の日と間違えている者・・・

このような者は、「万事がいい加減だ」と思うようにしました。

このようなクライアントをお引き受けすると、時間以外のことでもクライアント都合で振り回されることになりそうだからです。
特定のクライアントにばかり時間をとられていては、他のクライアントに迷惑をかけることになりかねません。

独立してから初めて仕事を断ることは、とても勇気が要りました。
今となっては、この著者の考え方に後押しされて、相手が時間にルーズそうならば、躊躇なく仕事を断ることができています。

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図書情報

 千田琢哉『やめた人から成功する。』(大和書房)