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2021年6月某日、税理士として独立10周年を迎えることができました。
10周年を記念して、高級腕時計を買うことにしました。

購入動機

「そんな恰好ではクライアントからの信頼を得られない!」(←曖昧な記憶から)
ドラマ「SUITS」の弁護士役織田裕二さんのセリフです。
部下のアソシエイト役中島裕翔さんをたしなめた場面を思い出した方もいるのではないでしょうか。

人は身なりで判断される。
判断されても仕方がない。

そんな残酷な現実を受け止める必要があります。
そうでなければ、同業との厳しい顧客獲得競争に勝つことはできません。

比較されるのが常です。
顧客から選ばれる努力をする必要があります。

努力を嘲笑うつもりはありませんが、意外にも一番効果があがるのはスーツを変えること。
オーダースーツを着ることです。

独立後5年くらいたった頃でしょうか。
その考え方に触れて、すぐ実行してみました。
まずアドバイスは受け入れてみることが大切だと論語の教えにあったような気がします。

それからコツコツと毎年スーツ、ワイシャツをオーダーし、見栄えのよい靴、鞄と揃えてきました。
あとは時計・・・!

さすがに時計だけがチープでバランスが悪かったのです。
そこで、独立10周年を機に高級腕時計を購入することを決めました。

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時計選び

スーツの生地を選ぶのと同じで、選んでいるときが一番楽しい。
興味がない人でも、この楽しさを一度体験すればハマる可能性大です。
腕時計にもハマりそう。。。

ブランドを知る

知名度バツグンのロレックスを基準に選ぶことにしました。

・ロレックスのように知名度があること。
・知名度はなくても、ロレックスと同等、格上の時計ブランドであること。

なお、ブランドの格付けを知るために以下の動画を参考にしました。

候補とした3つの高級時計

丸形の時計の方がポピュラーなのですが、角型の時計が欲しかったので、有名ブランドの定番コレクションから候補を3つに絞りました。

  • ジャガールクルトのレベルソ
  • フランクミューラーのロングアイランド
  • カルティエのサントス

TPOを考慮する

ビジネスという場面、TPOにふさわしい時計を選ぶ必要があると考えました。

・スーツスタイルにあうこと
・大きなサイズ感ではないこと
・色味は無彩色であること
・派手すぎないこと

したがって、文字盤が派手なロングアイランドは残念ながら候補から外しました。

ちなみに文字盤については、フォーマルな順に、

ローマ数字>バーインデックス>アラビア数字

となります。

税理士業の視点から

仕事上お会いするのは、富裕層、経営者、高給サラリーマンが多くなります。
こういった属性の男性は、高級時計に興味を持っている方が多いです。
士業ビジネスは自分自身の売り込みなので、自分自身に興味をもってもらうためにも、雑談のきっかけ作りの視点をもつことは重要です。

一方で、女性の方は、驚くほど高級時計に興味がないです。
ほとんどの女性は、ロレックスは知っている、オメガ、セイコーは聞いたことがある、そんなものだと思います。

クライアントは男性だけではないことを考えると、選考基準の原点にかえって知名度を重視することにしました。
女性は、時計ブランドに興味はなくてもジュエリーブランドは知っています。

そんなわけで、カルティエのサントスを選びました。

購入の決め手となったエピソード

購入の決め手となったカルティエ、サントスのエピソードがありますので、紹介します。

カルティエの定番コレクション「サントス」の名の由来は、飛行士アルベルト・サントス=デュモンの名からになります。

宝石商カルティエの3代目当主ルイ・カルティエが友人のサントスから相談を受けました。
当時サントスは世界初の有人飛行を成功させたとされ、洒落者でパリ社交界の華でした。
(注意:実際にはライト兄弟が約3年前に成功した)

「飛行中に視認できる時計が欲しい~」

飛行機の操縦桿を握った状態で懐中時計を取り出すことは危険で難しかったのです。

サントスの願いを実現するためにルイ・カルティエによって世界初の男性腕時計が誕生したのです。

つまり、カルティエは腕時計の始祖なのです。
カルティエのサントスは、当時のデザインを踏襲し、名を冠した普遍的なコレクションであり、腕時計好きなら誰もが知っている一本と言えます。

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おまけ

並行輸入店の例外

一般的に高級時計は、正規店(正規代理店を含む)か並行輸入店で購入することになります。
プレミアがつく人気モデルを除いて、通常は並行輸入店の方が安い金額で入手できます。

これは並行輸入店の店員から教えてもらったのですが、カルティエの場合はそれほど売値に差がないということです。
買う前に筆者が購入したモデルを調べたところ、差は1万円未満でした。

正規店の方が保証期間が長いことも並行輸入店の店員から教えてもらっていましたので、今回は正規店で購入しました。
ちなみに、カルティエの保証期間は8年です。

購入してみての感想

「知らない世界を知ることで、人生が豊かになる」
実際に高級時計を購入してみなければ分からないことがあります。

今回の購入体験を通じて、高級時計の世界に興味をもつことができました。
クライアントとの雑談の引き出しも増えたかと。

「いい時計はいい出会いを生む」
売り方のそんな方便を信じてみてもいいかな、と思っています

今は三大ブランドの一角ヴァシュロン・コンスタンタンのフィフティーシックスに興味があります。
56歳の誕生日前に入手したいですね!